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α99に触ってきました! [写真]

えーと、前回の更新が正月ですよね…半年以上ぶりの更新です。

DSC03448.jpg実は今年に入ってから色々バタバタしてまして、週末などの自由な時間が割と拘束されるようになった為、撮影会などにも一切行けておらずネタも少なく…という感じです。ただ、不幸な理由で忙しいのでは無く、割と幸せな理由なので痛し痒しといいますか^^;。

さて、この少し前の記事がα77の記事だったりするのですが、早いものであれからもう1年近く経ちます。今年はいよいよフラッグシップのα99が登場するという事で、SONYさんのデジタルイメージング新商品体験会に参加してまいりました。

DSC03426.jpgこの特別先行体験会、α99だけでなく、先日発表されたDSC-RX1も展示だけされていました。まだ開発中という事もあって触る事は出来ませんでした。

ずっとフルサイズNEXの噂があったものの、ポッと出てきたのがなんとフルサイズのイメージセンサを積んだコンパクトデジタルカメラですから、インパクトはありましたよね。(お値段もインパクトありますけど…(^^;))

フルサイズセンサーですが、α99と同じモノかなと思いきや、α99のフルサイズセンサーには像面位相差AFセンサーが載っており、こちらはコントラストAFですので別物のようです(技術ベースは同じだと思いますが…)。

コンデジなのでレンズ交換は出来ませんが、カールツァイスのSonnar 35mm F2ですから、かなり性能は良さそうです。単焦点という事もあり、オプションで光学ファインダーも用意され、かなりマニアックな楽しみ方が出来そうです。(僕には手が出ませんが…^^;)

ご興味ありましたらこちらを覗いてみるといいかと思います。

■世界初※1、35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載のコンパクトデジタルスチルカメラ
“サイバーショット”最上位機種を発売
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201209/12-0912C/

そういやRX1の扱いはサイバーショットなんですが、マウント周りにαの象徴でもあるシナバーカラーを配色してるんですよね。はて?


で、α99の方は勿論、体験会という事もあって触り放題です。データの持ち帰りはさすがに不可でしたが、今回はサンプルなんかも既に結構出ていますし、まぁ操作性の確認がまず出来ればいいのかな、と。

ひとまずα99の基本的な情報はもうあちこち出回ってますし、公式ページにお任せします(^^;

■SLT-A99V | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Aマウント] | ソニー
http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A99V/

DSC03437.jpg個人的にα99の発表がされる前に凄く気になっていた事があります。・・・というのはNEX-7の操作性を超えられるのか、という事。

プロモデル的な位置付けであるα99がそんなハズは…と思うのですが、NEX-7のインターフェースが3つもダイアルを持っていたり、ナビゲーションボタンとEVFの相性が非常に良かったりと既存のカメラ操作の枠に捕らわれない所で非常に良かったので、従来の使用感をベースに求められるフラッグシップαとしての操作性はどうなるんだろう、と思う所がありました。

で、実際、発表されてどーなったかといいますと・・・おおぅ、今までのαには無かった3つめのダイアルが追加されてる!

左手側レンズの根本の辺り…従来でいうAFモード切替ダイアルのあたりにダイアルが追加されています。いや、正確に言うとカチカチとクリック感は無いのでダイアルというと語弊があるのかも知れませんが。クリック感が無いのは、動画撮影時に振動を与えずに操作出来るコントローラという側面もあるからのようです。

DSC03444.jpg実際、体験会でもここが気になって触ってましたが、ここにISO感度の指定や絞り、はたまたローカルAFの測距点の移動まで割り当てる事が出来ました。個人的にはNEX-7では3つめのダイアルにISO感度を割り当てていたので、これで同じ操作が確保出来ます(^^。

それ以外の操作体系については多少ボタンが増えているものの、持った感触なんかも含めてα77とそんなに差はないかなぁ…という感じでした。フルサイズセンサー乗せながらずっしりこないというのは、それはそれで凄いのですが。

あ、そうそう、α77で散々揉めたダイアルを高速に回した際のもっさり感は無かったですよ、ご安心を(笑)。

他に気になっていた点としてはやはりデュアルAFシステム。通常のAFモジュールとイメージセンサ上の像面位相差センサを同時に使うという物々しいシステムです(笑)。勿論、試してみたのですが・・・そうですね、これは動体もしくは動画の時に良さそうです。α77だと追随したいものが測距点と測距点の間に入ってしまった時にピントが外れるなんて場面もありましたが、このシステムだと上手い具合に間を補完してくれそうです。レース撮る時なんかには重宝しそう。

ただ、この機能のうち像面位相差の方は対応したレンズしか使えないそうで、手持ちだと24-70mmなんかは当初から対応してるのですが、70-200mmなんかは来年の春になるそうです。うーん、長いのほど使いたくなるんだけどなぁ(^^;

また、レンズごとの対応が必要という事で、たぶんSIGMAやTAMRONのレンズでは機能が使えないんじゃないでしょーか。というか、SIGMAのレンズはまた回収対応になったりしないかちょっと心配です(うち、α55対応とα77対応で2回回収されてます(^^;

DSC03447.jpgさて、ポートレートだとどうかな…?実はα77の時にちょっと気になる現象があったのです。逆光・・・強い光源が背後にあり、フレーム無いにある状態でモデルや花なんかを撮ると微妙にピント位置がずれるんですよね…。

勿論、コントラストが低い状態で合いにくい原理は分かるのですが(とは言ってもそれほど顔に影が落ちるような状況でも無い)手持ちのα700と同じ場面で使っても、明らかにα700の方が良い結果が出ていまして…。勿論、僕がα77を使いこなしていないと言われればそれまでなのですが…。

僕としてはNEX-7に買い換えた理由の一つにもなりました。あ、勿論、明るい場所での精度は文句なしに良いですよ、レースなんかでは間違いなくα700より精度良かったです。

で、α99なんですが、スタッフさんにもお伺いした所、従来のAFセンサー部分(像面位相差ではない)に関してはα77とほぼ同等だそうです。実際、体験会ではモデルさんも用意されていましたので、わざとバックにライトが入る位置から狙って試してみましたが、やはりα77の時と同様の傾向を感じました。これ、撮影テクニックでどうにかなるのかなぁ…、僕的にはこの件が非常に大きいので、ちょっとこの辺の様子を伺いつつ検討する事になると思います。

AFに関して言えば、αにあるAFの高速/低速の設定。低速にすれば精度はあがるんだろーか、と疑問だったのですが、レンズの移動量に対してスキャン回数が増えるので精度は上がります、との回答でした。ただ、主に想定してるのはマクロ撮影の時に、という事だったので、ポートレートとかだとどうなのかな…(^^;

他に聞けた話としては、α77とα99では画素数変わらんのに、連写速度が秒12コマから6コマに半減してるのはなんで?と聞いた所、イメージセンサの情報量が多いため、との事でした。α99では新たに14ビットのRAWを採用しているのでその事を言っているのかとも思ったのですが、それ以外にも情報量が多いんだそうです。

NEX-7なんかでも割とよく言われる、RAW+JpegでのJpegのサイズ指定ですが、α99では指定出来るようです。RAW+Jpegモードで確かにサイズ指定が効いておりました(RAWはRAWなのでそのまま出る)。

α99ではSD/メモリスティックのダブルスロット搭載で、且つ、これらにRAWとJpegを分けて保存なんかも出来るようになっているので、かなり使い勝手は良さそうです。僕なら単純に、JpegはSサイズでEye-Fiに保存、とかやりたいなーって。(でもこれやると連写速度はEyE-Fiに合わせられそうですね)

ファインダーの方はほぼα77と同等。光学系の改善で少し良くなってるとの事でしたけど、具体的にどこが変わったのか詳細聞き忘れました…(^^;

DSC03442.jpgホットシューに関しては、α99から一般的なホットシューの形状に変更ですね。NEX-7がNEXのシューを止めて従来のα用シューに変わったなーと思ってたら、αの方が変わってしまったという(;´Д`)。これもスタッフさんに聞いた所、今後の機種はこの一般的なホットシューに切り替わっていきますとの事でした。

そうそう、αでは珍しい(?)レンズの更新となった300mm F2.8も触れる状態で置いてありましたよ。いわゆるサンニッパですが、もっと長いイメージあったんですけど割とコンパクトですね。まぁ、重量もお値段も軽いレンズでは無いですが…(^^;



DSC03431.jpgさて、この日は触れるボディはα99のみだったのですが、DSC-RX1もいずれ展示されるでしょうし、先の発表で国内向けも案内されたNEX-5R、NEX-6も年内にはお披露目イベントがあるんだと思います。年末にかけて新製品ラッシュですね。

今回のフォトキナに関してはキヤノンはEOS 6D、ニコンはD600などフルサイズ廉価版も発表しており、過去にないぐらい豪華絢爛なラインナップになってると思います。しばらくは話題に事欠かない日々が送れそうですね。


タグ:α99 RX1 写真
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萬太郎

α99のホットシュー、奥に接点があるらしく、入らない(使えない)機材もあるようです。アダプターADP-AMAも同様。SONYに対して、追加された接点の画像、寸法、説明を要求しました。「一般的なホットシュー」の表現は、片手落ちです。誤解・トラブルの元になります。
by 萬太郎 (2013-05-21 10:49) 

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