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PT2で作る録画マシン [PC]

ここの所、撮影会ネタが続いたのでたまには違うネタでも。

DSC07491.jpg10月上旬某日。半ば予約した事さえ忘れかけていたBEST DO!さんから、かのキャプチャーボード「PT2」入荷の知らせがΣ(゚д゚) !? 予約開始直後にたまたま申し込めたのですが、それでも超人気商品という事もあって本当に買えるのかな、買えても来年ぐらいじゃないのかなとか、実の所あまりアテにはしてなかったのですが、しっかり商品も送られてまいりました。

まぁ、以前からBlu-rayレコーダに買い換えたいな、と思う所はあったのですが、こっちの方がデータの取り回しは楽なので、まぁ買えたらこっちかな・・・ぐらいに思ってたんですよね。

思わぬ所で買えてしまったのに、寝かせておくのももったいないので、安く手軽に録画用PCを一台組む事にしました。これが先々週ぐらいの話。

一週間ばかし情報収集にあてて、先週末に買い出し→組み上げとなりました。ソフト的なセットアップは先週一週間で夜な夜な少しずつ進行・・・。

で、どんなマシンで組んでみたかといいますと。
今回は録画マシンという事で、マシンパワーはそこそこで消費電力少ないと発熱や電気代にも優しいのがいいな、と。勿論、安い方がいい。

・・・という条件だとおのずとAtomが候補に上がってくる訳で。Atomだとデュアルコアの330系、シングルコアのN270系とありますけど、それぞれ8Wと4Wとどちらもかなり消費電力少ないので、これなら330でいいかな、と。

Atomの場合、CPUがマザーボードに直付けの為、この時点でマザーボードの選択肢に最初の絞り込みがかかります。で、次にチップセットの選択肢があるのですが、これがおおよそIntel純正系の945GCかNVIDIA IONのGeforce9400M G系かの二者択一。

この2つを比べるに当たって要点はいくつかあって、1つ目はディスプレイの出力関連。945GCはD-sub15ピンとS端子、など比較的レガシーな出力で構成するものが多いです。IONの方(9400M Gと書くのが正しいのかも知れませんがここでは便宜上IONで通します)はD-sub15ピン、DVI、HDMIなどなんらかのデジタル系の出力を持っているのが殆どです。

で、最後に拡張スロットの有無。有ってもPT2を挿す都合、普通のPCIバスじゃないとダメで、PCI-Expressのものはやはり候補から外れます。

これらから最終的に候補に残ったのが945GC系だとIntelのBOXD945GCLF2(実売7500円程度)、ION系だとASUSのAT3N7A-I(実売17500円前後)、AOpenのnMCP7A-ION94(実売16980円前後)の3つ。

■価格.comの製品比較
http://kakaku.com/prdsearch/prdcompare.asp?PrdKey=K0000062413.K0000055995.05405313590

価格的には945GCLF2がぶっちぎりで安いです。CPU付で貧弱ながらもビデオ出力も内蔵、Intelのネットワークチップ付・・・という事で用途さえあえばかなりお買い得感が強い。

IONの方はAT3N7A-Iが鉄板なんですが、密かにAOpenも似たようなマザー出してるんですよね。nMCP7A-ION94の方はAT3N7A-Iの方に無いDVI端子も搭載していて、平均価格が少し安いという・・・。

で、色々考えた結果、IONの方は動画再生支援が効く事、CUDAによるエンコード支援も使用可能な事、もしかしたらゲームも少しだけ動かすカモ知れない事(9400M GはDirectX10.1対応で、3Dの描画もGCLF2搭載のGMA950より10倍近く高速らしい)等から、IONマザーボードを選択。端子と価格の面でAOpenが良さそうだったのですが、秋葉原を見る限り扱っているお店があまりにも少なく、サポート面にちょっと不安を感じました(何かあってもBIOSアップデートとかされなさそう^^;)。

今回録画マシンという事でトラブル発生率の高いスタンバイ、休止状態を多様するであろう事から、ここは動作、サポートに定評のあるASUSという事でAT3N7A-Iにしました。DVI無いのがちょっとネックですが、これはHDMI→DVI変換コネクタを買えば対応出来ますし・・。

DSC07499.jpg
大きさの参考に横にリボルテック クロを置いてみる。奥行きが短めでAVラック等に入れやすいのもポイント。
・・・で、IONマザーという事でMini-ITXのマザーなのですが、折角なのでMini-ITXの小型ケースにしようと。メインマシンがAntecのP-180という巨大なケースなので、こっちは小さいのがいいよねーという所で。(MicroATXのケースなんかにも取り付けられるらしいですけどね)

ケースの条件としてはMini-ITX対応で、勿論PT2を付けるので通常サイズのブラケット(これが大事。ロープロファイル用のケースが多いので注意。)が取り付けられるケースを探す必要があります。更に自分の場合は光学ドライブの流用を考えていたので5.25インチベイのあるケースという事になります。

多分、鉄板としてはSilverStoneのSG06とかShuttleのKP10あたりじゃないでしょうか。必要条件満たしつつ、見た目もカッコイイですし。ただ、私的にはこれらは光学ドライブがスリムタイプを要求されてしまうのがネックとなりました。

・・・で選んだのはあまり馴染みのないメーカーですがアスクテックという所のENTINY NT-ITX/250BKという製品。180Wの電源も付いています。クレバリーさんで7270円なり。

■ENTINY NT-ITX/250BK
http://www.ask-korea.com/tt/site/ttboard.cgi?act=read&db=jproduct&page=1&idx=4

5.25インチベイがあってPCIカードスロット1つあって値段も安いです。電源はちょっと正体不明ですが・・。

でまぁ、後はメモリとHDDですがこの辺は適当にSANMAX選別品のPC6400 2GB一枚(2780円)とWesternDigitalのWD15EADS(Caviar Greenシリーズ1.5TB、8780円)を買ってきました。

実際組んでみるとこんな感じ。

DSC07507.jpg DSC07513.jpg
向かって左側面。PT2がきっちりはまっています。 向かって右側面。左上にあるGH22NS50がわかりますかね?BRD-SH6Bはこれより2cmほど長いので残念ながらアウト。

組み上げにはいくつかポイントがあったので書いておきます。
まず、PT2の取り付けですが、PT2の基盤とケース上の配置が本当にきっちりなので、出力用の4つの端子をスロット側から顔を出そうと斜めに入れようとしても入りません。・・・なので、マザーボードを固定する前に取り付けと位置合わせをした方が良いです。

不明なデバイスを付けたままWindowsのインストールをするとトラぶる事が多いので、ちょっと心配でしたがPT2については特に問題無くインストール出来ました(WindowsXPにて)。

DSC07502.jpg
PCIカード取り付け部分幅自体は割と余裕あります。
で、もう一つは光学ドライブ。当初、メインマシンに付いていたアイオーデータのBlu-rayドライブ(BRD-SH6B)を外してこちらに取り付けようかな、と思っていたのですが、どうやら長めの光学ドライブは電源ユニットと干渉するようです。あと2cmぐらいあれば入りそうなのですが・・・。ちなみに最近安くでよく売ってるGH22NS50は余裕で取り付け可能です。BRD-SH6Bが奥行き185mm、GH22NS50が165mm(どちらもベゼル5mm分含まず)なのでこの辺がラインになる模様。

OSのインストールはGH22NS50でして、後で必要になったらSH6Bを外付けケースに入れてeSATAあたりで繋ごうかなーと。もしくは電源をアダプター化しちゃえば静音化+SH6Bを取り付けるスペースの確保も出来ていいかも知れない・・・。

他は特にトラブル無しかな?拍子抜けする程Windowsのインストールまで滞りなく進んだと思います。AT3N7A-Iは多少使用メモリに相性があるとの話を聞いていたので、ケチってSANMAX選別品を付けたのがどうかな、と思いましたがまったく問題無く使えています。(まぁ、チップ自体はELPIDAらしいですし、さすがSANMAXという所でしょうか)

で、組み上げ~OSインストールまではほぼ一日で終わったのですが・・・やはり面倒なのはこれからですよね。各種ソフトのインストール(^^;;;;。

特にDTV関連のソフトは種類も多く、設定しなきゃいけない項目も多い・・・。HDUSを使っていたので初めての人よりは迷いもなく、楽なんでしょうけどそれでも先週は仕事から帰ってくると夜な夜なセットアップを続けていました^^;

とりあえず他のマシンからEPG番組表にアクセスしての録画予約や、録画時間前後の自動電源オンオフなんかも出来るようになりました。TSファイルという事で、悪い事はしないにしてもやはり取り回しが色々な面で楽でいいですね。そろそろメインのDVDレコーダと置き換えてもいいかな・・・。

年末の特番ラッシュには大活躍してくれそうです^^。

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iris

2週間ほど前から AT3N7A-I + PT2 + 非スリムタイプという条件にあうケースを探してさまよっていましたが、ようやくたどり着いたようです。ケースの外見も自分好みで、実際に組み立てされていることもあり大変参考になりました。常時稼動されると思いますが、熱や静音性などはいかがでしょうか?
by iris (2009-10-26 20:48) 

荻窪 流

うーん、そうですね、音に関してはうちには比較するマシンが他にCore i7+Geforce 260GTXの爆音マシンしかないのでなんとも言えない所だったりします。勿論、爆音マシンに比べたら遙かに静かですが、無音とかそういうレベルの静音を求められる電源でも無いと思います。

注意点としてはこのケースの場合、ケースファンがありません(ITXはこういうの多いと思いますが)。電源に搭載されているファンで排気していて、CPUファンが丁度電源の吸気口の下に来るのでエアフロー自体は悪くないと思います。

この状態で、通常時CPU温度は35度前後で安定しています(室温25度、PCProbe2で確認)。ただ、AVラックに入れると途端に排気効率が悪くなるようで、40度程度に上昇しています。ちなみにGeforce9400M Gの傾向だと思いますが、録画だけならアイドルと殆どCPU温度は変わりませんが、視聴(描画)を始めると一瞬で+5度程度上がるようです。

音に関して言えば、AT3N7A-IのCPUファンの方が評判良くないみたいですね。各レビュー記事での指摘の他、実際秋葉原のT-ZONEで購入する際にも交換を勧めるPOPと共に別売りファンが陳列されていました^^;

参考になれば幸いです。
by 荻窪 流 (2009-10-27 02:08) 

iris

比較対象のマシンが極端ですね、素敵です(笑)
ITXケースでの組み立ては初めてなので、とても参考になります。
CPUファンに関しては、交換必須のようですね。
あらかじめ購入しておこうかと思います。
丁寧なご返答ありがとうございました!

by iris (2009-10-28 09:04) 

荻窪 流

そうですね、それ程高いモノでも無いですし、CPUファンに関しては自分も交換してみようかなーと考えています。

良いマシン出来るとイイですね!頑張って下さい^^
by 荻窪 流 (2009-10-29 01:51) 

荻窪 流

[2009/11/07 追記]
ツイッター上のASUS日本公式と思われるアカウントによるつぶやきによると「AT3N7A-I R2」なるCPUファンを静音タイプに交換したものが既に出荷開始されているとの事。

旧タイプと見分け方があるのかは不明。
by 荻窪 流 (2009-11-07 21:45) 

csvvvavYL

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by csvvvavYL (2016-09-21 22:45) 

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