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428 ~封鎖された渋谷で~ 始めました。 [ゲーム]

AA:428 ~封鎖された渋谷で~
428 ~封鎖された渋谷で~
さて、12月に入ってから久々にハマっているゲームがあります。
チュンソフトの428 ~封鎖された渋谷で~ です。

元来、チュンソフトのサウンドノベルは大好きでスーパーファミコンの弟切草からずーっと遊んでいたりします。かまいたちの夜2の時は我孫子武丸さんらにサイン頂いたりなんかもしてたりします。

当初、428は少し待って安くなったら買おうかな、とか思っていたのですが、ファミ通で高評価だった事(40点満点)やジャンル的にそれほど多くは数出なさそうなので大きな値崩れは期待出来ない可能性がある、予約特典でメイキング映像が見れる、という事で結局発売1週間前になって予約して購入してしまいました。

今のところ、寝るまでの合間を使って少しずつ楽しんでいるのでプレイ時間10時間前後といった所です。物語はまだまだ確信にはほど遠い所にある(と思われる)段階での感想を少し書いてみたいと思います。ネタバレには配慮します。

とりあえず、最初購入を様子見にしようと思っていた理由が過去の作品である「街」とちょっとダブったんですね。サウンドノベルシリーズで最初にシルエットモデルから写真に切り替わった作品で、そこがかなり賛否両論だったのを覚えていますが、個人的にはそこよりも全体的におちゃらけた雰囲気が漂うシナリオが当時としてはイマイチ求めていた物と違った覚えがあります。これは「街」が悪かったというより、それ以前の弟切草、かまいたちの夜を意識して購入したら全然雰囲気違ってた、って事なんだと思います。

428に関してはCMなんかでも伝わってくる通り、割とサスペンス的な色が強く、少なくとも現在進行中のメインシナリオに関してはおちゃらけは所々にちりばめられた息抜き要素にとどめているようです(タマ系)。街の時は選択キャラクターによってかなり世界観に幅があったような感じがしますが、今回は比較的統一感があって、世界観に入って行きやすい気がします。



キャラクターといえば・・・・よくもまぁ、これだけ美男美女を集めてきたな、と^^;。新米刑事の加納、渋谷の元チーマーの亜智なんかは男の自分が見ても男前やなーと思うし、姉を誘拐されたひとみ、渋谷の格闘家(?)ミク、気の弱いライター千晶なんかも、とかく千差万別に好みがあるプレイヤーを前にしても、合格点で通りそうな感じです(私は合格点以上ですが・・・)。これらが渋谷で掛け合うだけでトレンディドラマ風にはなりそう。



また、おちゃらけた雰囲気は抑えめになったものの、味のあるキャラはやっぱりいます。フリーライターである御法川は一見、奇人にも見えますが、要所要所で出てくる言い回しには物事の本質を見抜く為の行動である事が見え隠れします。これがまた格好いい。また、サブキャラではありますが、梶原という刑事がもの凄い存在感あります。これはシナリオの書き方もありますが、写真の構図、色使いで他のキャラにない独特の雰囲気がガンガンに伝わってきます。(ゲームをプレイしないと伝わらないのが残念ですが・・・)

サウンドに関しては相変わらずですね。音楽もさることながら、現場の雰囲気を表現するSEがかなり良い感じです。ただ、タイアップ曲である上木彩矢さんの「世界はそれでも変わりはしない」が流れる場面がちょっと多すぎるかな・・・という気はしました^^;

個人的にポイント高いのはこの絵作り。サウンドノベルなので、殆ど動画はなく基本的に一枚絵でゲームは進行するのですが、構図がまた秀逸。写真をかじるはしくれとしては、出てくる絵出てくる絵に「おぉ~」と驚嘆してしまいます^^; ゲームという事でただキレイな絵になっているだけでは駄目で、何を見る側に伝えたいのか、それを伝える術は何を使うのか、など非常に考えられてると思います。

気になるのはこれらを収録した時ってどうやったのかな・・・と。結構動きのあるシーンが多いので、動画として取っておいてそこから一枚一枚抜き出して編集したのか、プロのカメラマンがリテイク出しながら撮ったのか・・・。ゲームでは音声が無いので、セリフを喋る必要は無い筈ですが、やはり現場の雰囲気、動きのタイミングを取るのにはセリフが必要でしょうし・・・ともすると、収録風景は殆どドラマの収録と変わらない感じだったのではないでしょうか。

そういう意味では想像するに、これだけのキャストもいますし素材の収録もかなり大がかりになり、制作費の多くはこれらにかかっているのではないかな、と思います。昨今のゲームって、大規模プログラム開発や大量のデザイナ投入に制作費を回す率がかなり高いのではないかと思いますが、そういう観点で見ると428はかなり異色のタイトルなんじゃないでしょうか(あくまでも空想ですが)。


ゲームのシステムという器はシンプルだけど、そこに盛られたシナリオ、キャラクタ、写真、音は一級品。漢字が多少多いので、小学生以下は厳しいかも知れませんが、それでも中学生から上のかなり広い範囲の人にお勧め出来る内容だと思います。

私の方もまだまだ楽しめそうなので年末年始の休みにじっくりやりこむ予定です。

※そうそう、私はFateとかやった事ないのですが、Type-Moonがサブシナリオ手掛けてるみたいですね。


※なんか宣伝っぽくなっちゃったかも知れませんが、そういう意図はあまりなくてあくまでも個人の感想、という事で。最後は読み手の判断で。

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